焼き菓子用チョコチップってなに?チョコチップとの違いを比較してみた

こんにちは♪
料理研究家のaccoです。

もうすぐバレンタインデーですね~
あなたは、今年は手作りチョコを作りますか??
私は友チョコにチョコチップクッキーを作ろうと思い、スーパーの製菓材料コーナーに行ったら、不思議なものを見つけました。

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チョコチップが2種類ある!!

img_2141.jpeg

スーパーの製菓材料コーナーには、チョコチップが2種類ありました!
いつも見るのは左の「チョコチップ」です。

右のは「焼き菓子用チョコチップ」って書いてあります。

焼き菓子用??
生地に混ぜて焼いても形が残るタイプだそうです。

でも、普通のチョコチップでも十分形って残るんですけどねー
何が違うのでしょうか・・

裏面を見ましょう!

IMG_21421

何が違うのだろうか?
そんな時は裏面を見てみましょう♪

チョコチップ

  • 砂糖
  • カカオマス
  • ココアバター
  • 植物油脂
  • 全粉乳
  • レシチン(大豆由来)
  • 香料

焼き菓子用チョコチップ

  • 砂糖
  • 植物油脂
  • ココアパウダー
  • カカオマス
  • 全粉乳
  • レシチン(大豆由来)
  • 香料

原材料は内容量が多い順に書いてあります

原材料の表記は、内容量が多い順に書いてあります。

JAS法に基づく加工食品品質表示基準(以下、「加工品表」という。)により、原材料名は、使用した原材料を全て重量順に表示するのが原則。

第19回食品の表示に関する共同会議より引用

ということは、両方とも、砂糖が一番多いということです。
甘いですからね~
次、チョコチップは、「カカオマス」が入ってます!
「カカオマス」これが、チョコレートの本体です。
カカオマス自体は全く甘くないです。
カカオ豆から外皮や胚乳などを取り除いたものです。

カカオマス(cocoa mass、まれにcacaomas)とは、カカオ豆の胚乳を発酵、乾燥、焙煎、磨砕したもの。外皮と胚芽は工程中で除去される。液体のものをカカオリカー、冷却・固化したものをカカオマスと呼ぶ。主にココアパウダー、チョコレートの原料として利用される。

weblio辞書より引用

WS000080

カカオマスってこんな感じのタブレットで売ってます。
全く甘くないです。
楽天でも購入出来ますよ~
⇒楽天で、カカオマス(無糖)150gはこちらから

ということはですね。
チョコチップは、2番目にカカオマスが入ってますので、チョコの割合が多いのです。

しかし、焼き菓子用チョコチップは、なんと4番目にカカオマスが入ってます。
チョコの割合、かなり低いです、
油とココアパウダーの方が多いのです。
もはや、チョコではない、、、そんな印象です。

普通の板チョコだと、、

例えば私の好きな明治のブラックチョコ。
裏面を見てみましょう。

  • 砂糖
  • カカオマス
  • 植物油脂
  • 全粉乳
  • ココアバター
  • レシチン(大豆由来)
  • 香料

内容と並び方が、だいたい、普通のチョコチップと同じ感じです。
なので、チョコチップの方は、そのまま食べても美味しいのですね。

高級チョコはどんな感じ?

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こちら、富沢商店で購入したチョコです。
ココア65%
「クーベルチュール エクストラビター フレーク」
⇒富沢商店の通販でも購入出来ます

原材料を見てみると、、、

  • カカオマス
  • 砂糖
  • ココアバター
  • 乳化剤
  • 香料

なんと、一番上にカカオマス!!
やはり、高級チョコは、ちゃんとカカオマスが一番最初に書いてあるんですよー。
チョコのコクがそりゃあ違うわけです!

普段は普通の板チョコで十分ですが。
ここぞという時は、こんな高級チョコを使うとコクのある美味しいお菓子が作れたりするのです♪

食べてみよう♪

img_2164.jpeg

チョコチップ

  • 色が茶色い
  • 口溶けが良い
  • 甘くて美味しい

焼き菓子用チョコチップ

  • 色が黒い
  • 苦い
  • 粉っぽい
  • 口の中に粉っぽさがずっと残る
  • チョコではない

食べてみた感想

チョコチップはそのまま食べても美味しいです。
焼き菓子用チョコチップは、そのままでは食べられないです。
チョコではないです。
砂糖とオイルとココアパウダーが主原料なのです。
ココアパウダーの粉っぽさがずっと残って大変です、、
焼き菓子用なので、熱を通せば問題はないとは思いますが。

そのまま食べて美味しい、チョコチップを使えばよいのではないかと思います!!

実際に焼いてみよう

img_2145.jpeg

チョコチップクッキーを作りました♪
左が、チョコチップ
右が、焼き菓子用チョコチップ

クッキーの厚さがちょっと違ってしまったのですが。。
それはまた別の話でして。
チョコチップの見た目の違いはわかりません。
⇒レシピはこちらからどうぞ~

焼いたものを食べてみよう

クッキーにして焼いてしまうと、チョコの味の違いはほとんどわかりません。
焼き菓子用チョコチップの方がなんとなく苦いかなー、というくらい。
友達数人にクッキー配りましたが、味の違いに気づく人はいませんでした!

焼いたチョコの形を見てみよう

チョコを取り出してみました。

写真が微妙ですが、、、
どちらもそんなに変わりません。

どちらかというと、普通のチョコチップの方が形がきれいに残ってます。
でも、クッキーの見た目はほぼ変わりません。

結局どちらのチョコチップを使ったらいいの?

accoの結論は

普通のチョコチップを使いましょう!!

  • そのまま食べても美味しい
  • 焼いても美味しい
  • 焼いてもクッキーなら形がほぼ変わらない
  • 焼いたら多少形が変わるのがどちらかというと当然

焼き菓子用チョコチップは、チョコもどきです。
もちろん、食べて害になるものではないです。
焼けば美味しく食べられます。
でも、わざわざ、チョコもどきのチョコチップを入れなくても良いかと思います。
もの凄い企業努力を感じます。
チョコに熱を通しても崩れないチョコもどきを作ってくれたのです!
クッキーの上に飾りとして乗せる時、どうしても形が崩れてほしくない!そんな方は焼き菓子用チョコチップが良いでしょう。

それ以外の方は!
普通のチョコチップが良いです。
焼いたら、多少形が変わるのは、むしろ当然です。

内容量、値段も同じでした。
なので、どちらのチョコチップにしようか悩んだら、
普通のチョコチップを使ってみて下さいね。

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